一気に秋らしい季節となり朝晩は過ごしやすくなりました。そろそろシルバーウイーク!ご予定はお決まりでしょうか。紅葉はまだかもしれませんが、秋の果物狩り(ぶどうや梨、栗など)はいかがですか。~おいしくて楽しそうですね。ぶどう狩りはいろいろな種類を一緒にたべることができて飽きませんね^^
さて今日は直接的な数字やお金のことではなく、夢の広がる話題をお伝えします。
◆バイオ3Dプリンテイングの技術
最近、3Dプリンター技術を医療分野に応用した「バイオ3Dプリンティング」技術がめまぐるしく進化しています。3Dプリンターとは、文字通り三次元のプリンティング機器です。私たちが普段利用しているプリンターは紙などの二次元のものに文字や図を印刷します。3Dプリンターは三次元の造形物をつくるところに特徴があります。インクの代わりに樹脂などを用いることで、スマートフォンのカバーや靴といった日用品からフィギュアなどの趣味のもの、さらには大型の3Dプリンターを用いることで、自動車や家までもこしらえることが可能になっています。
◆2020年の市場予測
経済産業省の「新ものづくり研究会」のレポートによれば、3Dプリンター関連の市場は・・・、2020年では製造された製品や関連のサービスまでを含めると、全世界で21兆円にもなるといわれています。なかでも、医療分野のバイオ3Dプリンティングには、大きな期待が寄せられています。
◆どんなものが作られますか
では、具体的に医療分野のバイオ3Dプリンティングで何ができるのでしょうか。
⇒ すでに、人工骨や、歯、義手、義足はつくられています。義手は利用者の手の形のデータをもとに製造するので、従来よりも個々の患者の体に合ったものをつくることができます。
⇒人工皮膚や角膜、軟骨、血管などを作った例は報告されています。アメリカの化粧品会社、ロレアルでは、人工皮膚をバイオ3Dプリンターでつくっています。@@! これにより、製品開発での動物実験をなくすことに成功したといいます。
そして、現在は、さらに進化して、心臓や腎臓、肺といった重要臓器の製造にまで取り組むようになり、注目を集めています。
◆バイオ3Dプリンティングは従来の3Dプリンティングとどこに違いがあるのでしょうか。
・・・靴を3Dプリンターでこしらえるならば、インクの代わりに樹脂を用います。ところが、バイオ3Dプリンティングはインクでもなく、樹脂でもなくなんと「細胞」を使うところに大きな特徴があります。患者が提供した細胞を用いて、患者の体のデータを入れることで、バイオ3Dプリンターで心臓や肝臓、血管などの臓器をつくることが可能になります。これにより、薬では治らない患者に対して、臓器移植で治療できるようになります。
◆IPS細胞からの進化
すでに、いくつかの企業で、開発に取り組んでいるところが出てきました。NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)はiPS細胞から心臓などの臓器を製造する技術の開発に取り組んでいます。まだ、端緒についたばかりで、実用化は先とのことですが、将来は臓器不全の患者が、ドナー探しに苦労することなく、バイオ3Dプリンターで製造された臓器を移植することが珍しくない時代が来る可能性もあります。
◆課題を乗り越えて!
ただし、一般に利用できるようになるには、乗り越えなければならない壁はたくさんあり、・・・たとえば、プリンティングのときに熱が出ますが、これにより細胞が死滅してしまうといった問題や、コストや安全性などの面など解決しなければならない課題は山積みになっています。 とはいえ、バイオ3Dプリンティング技術の発展は、画期的な治療ができる可能性を生みだしました。その分、期待も大きく膨らんでいきますね。(記事提供者:㈱税務研究会 税研情報センター)
*** あとづけ ***
それにしても大型プリンターで自動車や家もできるなんて!想像もできないです。関連市場におけるビジネスチャンスは今後、ますます増えることが予想されます💛みなさまの成功されている既存の事業と、これ以外でも新規分野の事業をコラボすることはできないでしょうか。ちょっとしたところにヒントはあるかもしれませんね。つながる事業を展開することでお客様にさらに喜んでもらい、CS(customer satisfaction)をつかむことができます。ひいては顧客価値創造につながることが予測できます。私どもはみなさまの“一歩前へ~!” をいつもお手伝い致します^^♪
【執筆者:Kyosann 税理士・CFP・FP1級技能士】 Webサイト | http://et-inc.jp
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