上場直後のAppBankで役員の横領が発覚しました。この会社はスマホアプリ関連の情報提供やこれに絡む広告を手掛けている会社のようで、2015.10.15に東証マザーズに上場しております。ところが、上場後間もなくして役員による不正が発覚したとのことです。最近はこの手の話が多く、証券会社や監査法人に批判が向きますがもはやあまり期待しない方がよいと思います。
今回の不正は外部協力者に外注費として資金を支出し、それを横領していたというもので、金額としては1億4千万円であり、横領した資金はほとんどが遊興費でキャバクラをはしごして1晩で300万円を使っていたこともあったそうです。その他にもその役員からの上申書によると滞納していた税金の支払や第3者への貸付などもあるそうですが、びっくりするのが恐喝されて3,000万円ほどの資金を渡してしまっていたようです。社内調査委員会では事実関係の確認が行えなかったとのことですが、本当だとしたら反社会的勢力との繋がりがある可能性もあり、ちょっとまずいですよね。
【執筆者:公認会計士・税理士 青木重典】
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