2014年12月1日月曜日

[9] 石油新時代の幕開け【国際政経】

石油価格の下落が止まらないなか、OPECが減産の見送りを決定しました。2014/6月以降30%も下落しているにも関わらず減産を見送った背景にはシェールオイル(shale oil)の影響があるようです。
シェールオイルとは地下深くのシェール層に埋まっている石油の一種で、技術革新によりアメリカを中心に開発が進められています。これによりアメリカが石油の輸入国から輸出国になることで、石油に関する世界の力関係が大きく変わってくると思われます。これは単に経済の話だけではなく、アメリカがこれまでのように中東に興味を示さなくなるという点で政治面でも大きな転換期を迎えることでしょう。
【執筆者:公認会計士・税理士 青木重典】

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