最近大塚家具の経営権取得をめぐる親子げんかが連日報道されています。
経営に関する考え方は父親は会員制、娘は一般客にも門戸を開くということで、真逆な方針のようです。住宅着工戸数も減少している今は昔とは経営環境が異なっているということは理解できますが、ニトリやイケアの後追いでは業績の回復は難しいと思います。
ただ、どちらが正しいかはやってみなければわからないところもあり、何とも言えませんが現社長(娘)が大幅な増配方針を打ち出したのはいただけません。経営陣が経営権を守ろうとするのは当然のことですが、大幅な増配をして既存株主の支持を獲得する一方で、会社からは資金が流出しただでさえ経営状態が芳しくないところに追い打ちをかけるようなものです。このような行動を見ていると父親の方を応援したくなってしまいます。
【執筆者:公認会計士・税理士 青木重典】
0 件のコメント:
コメントを投稿