2015年5月4日月曜日

[51] 女性の社会進出と税制【国内税務】

2017年に向けて配偶者控除の見直しが検討されるようです。


現在の制度では、配偶者控除は妻の年収が103万円以下なら夫の課税所得から38万円の控除が受けられる設計になっていますが、これを妻の年収制限を廃止し、一定金額の控除を受けられるようにする案が軸となるようです。
確かにパートタイマーの女性に対しては有効でしょうが、フルタイムで働いている女性にとってはほぼ関係ない話。女性の社会進出を謳うのであればフルタイム勤務の女性に対しての対策の方が大事ではないでしょうか。フルタイム勤務の女性が子供を育てながら働くことができる社会を作ることで少子化も解消できますし、女性が働きやすい環境を構築ししっかり運用している会社に税制上の優遇措置もしくは補助金を与える方が有効だと思うのです。
【執筆者:公認会計士・税理士 青木重典】

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