2015年8月24日月曜日

[83] サロネーゼ:女性の新しい事業の形【経営】 

♪女性によるプチ起業の進化 
現首相の安倍さんは、成長戦略の一つとして「女性の社会進出を促す」とウィメノミクスを掲げていますね。そのなか、ここ数年で、女性の働きかたの一つとして「サロネーゼ」が注目を集めています

◆サロネーゼとは何でしょうか?
サロネーゼとは、自宅でサロン(教室)を主催する女性をいい、教室の種類は料理や手芸、フラワーアレンジメント、美容等様々で多岐にわたる自宅教室です。おおよそ知り合いの主婦を生徒に教室を開いているケースが多くを占めますが、中には予約が8年待ちという繁盛している教室もあるんですよ!

◆人気のサロネーゼの一つ
一例としてあげると。。。収納と掃除のコツを教えている教室です。
⇒基本コースでは、玄関収納、掃除の基本、書類整理法といったテーマごとにレッスンを繰り広げます。期間は約1年、10回のレッスンがあります。

~人気の秘密~
このサロンではその日の話が終わると、最後にサロネーゼ自らがこしらえたランチをふるまいます。これも実はテーブルの装いを学ぶレッスンの一環ですが、和気あいあいと歓談を楽しむ時間があるのも特徴のひとつです。こうした「おもてなし」による生徒の満足度を高める工夫も人気の要因となっています。

◆最近事情
ただし、最近ではサロネーゼが雑誌などで取り上げられたこともあり、競争が激しくなっています。教室は自宅で簡単にできることや、テーマは家事や美容などと身近なものをとりあげるため、比較的だれでも参入できます。また、生徒の満足度を上げるための「おもてなし」がコストを増して、利益を圧迫する要因にもなっているようです。サロネーゼとして生活できるほどの収入を得ているのは、100人中5人程度といわれています。

◆サロネーゼの魅力は
1. サロネーゼとして生き残るには激しい競争がありますが、なぜ今、サロネーゼが注目されているのでしょうか。なにより自分の好きなことや特技を活かし、自分らしい働き方ができる点が女性にとっての魅力だといわれています。
2. 加え、サロネーゼという働き方は、家庭と仕事を両立に適していることも大きなメリットとして挙げられます。特に、女性のなかには家庭と仕事とのバランスを図るため、子育てをしながら外で働くのは難しいと考える人が少なくありません。
とはいえ、ずっと家にいるのでは、社会との接点が薄れてしまうのではないかと不安に思う人もいます。
その点、サロネーゼは自宅で子育てや家事の空いた時間を利用して働くことができるため、働くスタイルの選択肢を増やすという意味でも有効です。

◆目のつけどころ…
こうした、サロネーゼの人気に目を付け、タイアップを実現した企業もあります。キッチンメーカーのクリナップは、日本全国にあるサロンについて、情報を発信する『サロネーゼ検索サイト』をオープンしました。さらには、日本橋三越本店の『はじまりのカフェ』に、同社の最新システムキッチンを出展し、そこで人気サロネーゼによる講座を開催しました。ほかには、サロネーゼや化粧品メーカーと共同でコスメを開発し好評だといいます。
現在、日本では女性の力を活用することが国策として掲げられています。そのなかで、女性管理職を増やすといったことが一つとしてありますが、それとは別に、企業としてはこうした自宅で働く女性とタイアップすることが新しい活用の形として有効だといえます(記事提供者:(株)税務研究会 税研情報センター)。

*** あとづけ ***
10年前くらいでしょうか。《SOHO》という言葉もはやりましたね。 これは Short office small office の略ですが、わたしも開業したての時はよく友達に“SOHO”だね。と言われた記憶があります(笑)。

最近は確かに私の知人の女性達もどんどん起業をしていますね。学校福祉士がカウンセリングショップをもったり、トールペイントの手作りショップ、ヨガ、太極拳の教室、アートメイク、英語教師・・・など、ホントに積極的に事業をはじめています。
ただ女性達は会計や数字がはじめての人が多いので私をうまく使ってくれています^^

長く経営をされているみなさまも、そのようなすてきなサロネーゼとタイアップできるかもしれません。めざすものが一緒であればWin-Winで事業拡大されてはいかがでしょうか。ぜひこれからも頑張ってほしいものです!
【執筆者: Kyosann 税理士・CFP・FP1級技能士】Webサイト |
http://et-inc.jp    

0 件のコメント:

コメントを投稿