2016.3期の第2四半期の決算が出そろいました。
総合商社の決算では三菱商事と三井物産が資源価格の下落による影響をモロに受け、それぞれ純利益が1,741億円(前年同期比35%減)、1,457億円(前年同期比37%減)となりました。これに対して好調なのが伊藤忠商事。2,218億円と前年同期比で38%の増加となり、大手2社を一気に追い抜きました。生活資材や化学品などといった非資源分野が好調だったようです。通期見通しでも伊藤忠商事は純利益が3,480億円と三菱・三井を上回っており、このまま順調に行けば伊藤忠商事が年間純利益で商社トップになります。資源価格は今後2~3年くらいは低迷が続くというのが大方の見方らしく、今後数年はこのような状況が続くかもしれません。商社というとやはり三菱・三井と思っていたのですが、いずれビッグスリーと呼ばれる時代が来るかもしれません。
【執筆者:公認会計士・税理士 青木重典】
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